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トマトの雑学その2・・美味しいトマトの見分け方

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トマトは野菜です。

アメリカでは、1793年当時、果物には関税がかからなかったために、果物として持ち込まれました。このため裁判で争われたが、結果は最高裁で野菜とされました。「トマトは、キュウリやカボチャのように野菜畑で育てられる野菜。トマトは食事中にだされるが、デザートにはならない。」そうです。日本では「果菜類」として分類され野菜として扱われます。フルーツトマトも野菜です。トマトはナス科の植物で、同じ仲間にはジャガイモやピーマン、唐辛子、タバコなどがあります。日本では1年草ですが、熱帯地方では低温で枯れることが無いため多年草です。

トマトの原産地は南米アンデス高原だといわれています。

アンデスからメキシコに伝わり、アステカ文明が栄えたころ、ほおずきに似た果実を栽培していて、トマトル(膨らむ果実)と呼んでいました。この言葉がトマトの語源になったと言われています。トマトはその後もペルーなどの中南米の高冷地で栽培されていました。 15世紀後半にはコロンブスが、西欧に持ち帰った言われています。その後、イギリスでは観賞用に栽培されたが、18世紀にイタリアで改良が進み食用に普及しました。アメリカでは19世紀まではトマトには毒があると信じられていました。日本へは17世紀にオランダ人が持ち込んだようですが、独特の臭みが日本人の口にあわず、なかなか普及しはかったようです。

西欧では”トマトが赤くなると、医者が青くなる!”という諺があります。

トマトはビタミン、ミネラル、食物繊維がバランスよく含まれている上に、低カロリーでダイエットにもお勧めの食材です。そして今注目を集めているのがトマトの赤い色素のリコピンです。リコピンは抗酸化物質で、人間の体に悪い影響を与えるとされている活性酸素を退治してくといわれ、その実力は、βカロチンの2倍、ビタミンEの100倍だそうです。トマトをたくさん食べるイタリア人に大腸がんが少ないのもこのリコピンのおかげだと言われています。リコピンは熱に強いため、トマトジュースやケチャップ などの加工品からもシッカリ取る事が出来ます。また、旨み成分のグルタミン酸(昆布に含まれる旨み)が多くが含まれ、 肉や魚のイノシン酸と合わさると、とても良いコクと味を出します。そのためイタリア料理では、欠かせない食材になったようです。

美味しいトマトの見分け方

  美味しいトマトとは糖度がただ高いだけの甘いトマトではありません。高い糖度と糖度を
  引き立てる酸度のバランスのとれたトマトです。そして香りがあることです。

1、持ってみて、肉質が堅くズッシリ重いトマト

糖度が6.5度以上のトマトは水に沈むと言われています。美味しいトマトは中身がギッシリ詰まっていて比重が高く水に入れるとすぐに沈みます。

2、赤色が濃いトマト  

トマトは、緑から一度黄色に変わった後赤く なります。たいていヘタの付近から赤くなり、先端に黄色身が残ったトマトなど最高です。美味しいトマトは実がしまっている為リコピンも多く赤くなった時の色が濃く感じます。

3、先端がシッカリした星状の筋が見えるトマト

この筋は、しまったトマトの証拠、筋が長いほどいいようです。

4、表面に白い斑点が見えないトマト   

全体に斑点が見えるものは味が薄く美味しくありません。斑点は果実の側面から先端部分に出やすいです。




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